夏草書店 (3ページ目)
安心して。
いつかぼくが
美しい本をつくって
きみのまぶたの残像を
全部塗り替えてあげるから。
この本やCDたちが手に入れてくださった方の無口な親友になれますように。
four season's storytelling
¥15,000
SOLD OUT
いままでつくった冬、春、夏、秋のCDを ボックスセットにしました。 タイトルは 「four season's storytelling」 トータル136編のうたの短編集です。 各CDに写真詩集のブックレットが付つきます。 解説は乙女屋の藤林美保さん 美しい箱の、デザイン、設計は、hiromi takedaさん フランスのアンティーク生地を使った 手触り豊かな内袋は、 &Robeさんにつくっていただきました。 four season's storytelling 6枚組 136曲入り 15000円(税込み) はじめに うたはなにがはじまりだろう。子守唄?紡ぎうた?賛美歌?祈り?悲しみ?呪い?海鳴り?木枯らし?たぶんそのすべて。うたは記憶以上の記憶を呼び起こす。うたは覚えている。はじまりの森のさざめきを。祈りと焦燥と悲しい約束を。うたがはじまるとき、物語がはじまる。言葉が追いつかないこころ奪う風吹く風景の物語。その炎にはすべてがくべられた。出せなかった手紙。事絶えた夢。あきらめきれない想い。理由のない衝動。正義のない衝動。うたから炎が高まる。空は焦げ精霊たちが食卓に集う。刺繍を指で辿りながら、花を冬に冷やしながら、深く翳る命の謎へわけ入る。うたがはじまる。呪いは続いている。あまりに純真なまま。 vinter(冬CD)17曲入り このCDには、うたになったいくつかのお話が入っています。物語や景色を、絵本の読み聞かせのように、うたい聞かせ、させていただければと思います。最果ての双子のこと、森の奥で犬と暮らす男のこと、外国の食堂車のこと、雪原を旅する人のこと、ポルトガルの手袋屋のこと、夕暮れの商店街のこと、薔薇窓の教会のある街で暮らすひとのこと、海辺のパン屋さんのこと。眠る前のお話や子守唄のようなものですので、うとうとしていただいて構いません。わたしもうとうとしながらうたっています。もし、この暗がりのため息のようなうたが、別の暗がりのヘッドフォンでささやかれ、いっときだけでも、なにかの景色を思い浮かべていただけたら、とてもうれしいです。 *きりのない雪のように幸せがふりつもる *最果て *左利きのソングライター *外国の食堂車 *冬の星座列車 *アリシャン *最後の皿 *ラ ミア カゼッタ *ベルニーニの天使は笑っている *アルファマ、リスボア *グレイハウンドバス *夜明けのひかりだけで *クレマチス 暮れる町 *東の風 *薔薇窓 *アドリアナ *海辺のパン屋 var(春CD)32曲入り 春のうたが多く入っています。春の海辺、春のあぜ道、春の森。まだ冷たいけど、遠くまで見渡せそうな、顔をすこしあげたくなるような、春の広がりをコード感にこめました。舞台は、マンハッタン郊外の海辺の町モントーク、イギリスのブライトン海岸、3月のハワイ、フランスのサンラザール駅などなど。いたるところにただよう漠然とした春の波動を閉じ込めました。 sommer(夏CD)2枚組 36曲入り イヴァンカ、姉妹はピアノ教室から帰る、帰り道が一緒のともだちみたいに、は、よくライブで、演奏します。夏をテーマにした英米文学または、南米文学のようなCDをめざしてつくりました。自分の中の夏のすべてを閉じ込めました。 DISC1 イヴァンカ マルベリーの島 素敵な落雷を聞きながらあたたかく雨を待った 姉妹はピアノ教室から帰る 水の上の光 月影のボート 夏草のソファ リオデジャネイロ、26階のウォンカーワイ オキーフ 緑の岬 すももとスピカ ブラジルの魔法学校 旅人、レモネード、ラテン語の詩 アマレット 七月と八月、美しい言葉 バニラ DISC2 風と波以外は静かなノースショア セブンティーン マングローブ ハバナ、夏の日 美しい南の薫る青空 北カレリアの無人島に手漕ぎボートでわたり はだかで湖を泳いだ summer shower after hours 暗がりでそよぐ花よ 魔法の使い方 夏の夜のあたたかい防波堤 琴座流星群 島めぐり コリタスの匂い、短すぎる8月 蛍は灯りを消して 八月の鯨 これからの人生 果物ナイフ シリウスの浅瀬、鳴き砂の銀河 帰り道が一緒のともだちみたいに サマーズゴーン host(秋CD)2枚組 51曲入り 最大ボリュームにして集大成。この頃よく行き始めたジャズのライブに影響されて、ジャズのコード感が全体的に注入されています。といってもコードというものがまったくわからないでつくっているのですが。なので、iPhoneのデモから自分で押さえたコードを探すのに苦労しました。しんしんと深まっていく秋の空気が充満しています。1ヶ月くらいで70曲ほどつくり、その中から40曲選び、前からあった曲の中から11曲を足してできました。